わかったわ、とアリシアは元気よく答え、それからまた思い出したようにカーラを呼び止めた。
「ねえ、せっかくだから、この船に乗っている人たち全員分淹れてちょうだい。彼らを皆ここに集めてティーパーティーをしましょう!」
「はい?ティーパーティー?」
「ええ。船上のティーパーティーって素敵じゃない?」
「こんなボロ船でやっても別に素敵じゃないですよ。面倒くさいですし」
「だけどわたし、大人数でわいわいティーパーティーをしないと美しさが保てない体し……」
「ああもう!わかりましたよ!」
今度はアリシアが最後まで言う前に遮られる。
「まったく、何なのティーパーティーって……貴族のお嬢様の頭ってどうなってるのよ。これからどこに連れていかれて何をされるのかもわからないのに呑気すぎない?頭お花畑なの?」
ぶつぶつ呟きながら、カーラは立ち去って行った。
アリシアは、ほっと息をつき、まだすすり泣いているディアナに声をかけた。
「ディアナ王女。いつまで泣いているつもりですか?」
「だって……」
「ショックなのはわかりますけど、泣いたところで解決しませんよ」
「じゃあ泣くのを止めれば解決するとでもおっしゃるんですの!?」



