放課後の学校。 電気が消えて少し薄暗い教室。 教室に残っていたのは俺、晴人、将生、紅音だった。 窓から新校舎を眺めている正吾と紅音。 「新校舎、出来上がるの意外と早かったよね」 「ああ、そうだな」 「この校舎潰れてなくなるの何かもったいないね」 「本当だな、色々と思い出があるもんな」 「うん」 晴人が俺を呼んだ。 なんなんだろう。