「この時期でしたね。高瀬さんが病を自覚したのは」

医院長がそう呟くと、私は次々にページを捲る。担当の蛇島さんの事とうちのお母さん、医院長に近所の叔母さんまで写真や簡単なイラスト付きでプロフィールとして書かれていた。

「叔父さん、この数ヶ月はこれで皆に病を隠してたんだ…」
「森谷さん。処方箋はありますか?最後のページに貼ったのですが」
「分かりました。確認します」

医院長の声に頷いて私は1番後ろのページを開く。そこには彼の言う通り処方箋のコピーが貼り付けられていた。