次の日、叔父さんの言う事が気になった私は、早朝から叔父さんのアパートに訪れた。昨日貰った遺書を片手にゆっくり玄関の扉を開ける。

「叔父さーん、生きてる?」

いつもと変わらない挨拶をするが、私の声に返事はない。寝ているのかと思い部屋に上がる。

「叔父さんが悪趣味な冗談を言うから来ちゃったよ。それで、今日は叔父さんに何が起こるの?」

私は奥にいる叔父さんに声を掛けるように近付き、引き戸を開ける。