思わず私はスマホを切る。

そして校舎に向かい、走り出す。

……とにかく誰か助けを呼ばないと。

それに本物の夏実もまだ校舎にいるかもしれない。

すぐに学校へたどり着く。校舎は妙に静かだったけど、所々電気がついていた。

校舎から一歩なかへ入ったとき、あまりの光景に、私は胃の中のものを全て吐き出した。

……校舎の中は、切断された生徒や先生の死体が山のように転がっていたのだ。

「これは、どういうこと…?」