無気力さんと同居するらしい



「…」

「…」

ダイニングテーブルに向かい合う

「…あのね」

「あーちょっと待って」


そこで止めるの?


「ごめんこれかけて」



そう言って渡されたのは、昨日昼寝していた真琴くんにかけた薄いタオルのような布団

「さ、寒くないけど」

「いや、俺のために」

真琴くんのためとは

「足にかけて」

よくわからないけどとりあえず言われた通りにする

「あと上着の前閉めて」



「早く」

「あ、はい」

ジーっと上げる

「どうぞ」

あ、はい


「えっと…お母さんにね、電話をしたいなーって思ってるんだけど、今お母さんの職場はきっと忙しい時期だし、私の電話が邪魔になったりして欲しくはないの」

って私なんでこんな完全なる私情を関係ない人に相談してるんだろう

「でもやっぱ話したいし…声聞きたいし」

それなのに、気が緩んでるのかどんどん思っていることが言葉になっていく

「…電話しちゃだめかな…」


くだらない悩みだって分かってる

だけど…
私にとっては大事なこと