つられるようにして、私もその後に続く。
「こんばんは、突然すみません」
「一人じゃ花火を見ようとも思わなかったので、寧ろ誘ってくれてありがとうございます」
私なら見られる花火は全部見たいけどなあ、と思って、毎年見られてしまうと価値観がずれていくものなのかもしれないと考えた。
「屋上、混んでるかもしれません」
「元々混んでる中で飲もうと思ってたんで気にしない!」
「右に同じくです」
屋上は確かに混んでいたけれど、外界で行われている縁日の比ではなかった。
空いていた一角を陣取り、飲み物と食べ物を広げる。



