そろそろきみは、蹴られてくれ。



「いやでも! 日頃の感謝を込めて、何かプレゼントさせて!」

「うーん。いっしょにいてくれるだけで、それがプレゼントなんだけどな」


──いま、ときめきそうになった。


「なんかない? ほしいものとか、食べたいものとか」

「……あっ、ポテト食べたい」

「ポテト……ファストフード店行く?」

「行く!」


もうちょっとお金出す気だったから、ファストフード店でいいのなら、また今度の機会にお金を回せる。