どうしてわたし、素直になれなかったことを、ならなかったことを、悔いているんだろう。 戻ってきたわたしがいちばんに言ったのは、「ごめん」だった。ほんとう、最低だ。 花乃にお礼を言いながらハチマキを返すと、わけのわかっていない篠山くんを引っ張って、井川さんのもとへ駆けていった。 ほら、リレーの話しよ。 なんて言いながら。 時間をくれている。