そろそろきみは、蹴られてくれ。



「──なんて、はは、冗談だよ。無理に考えなくて大丈夫」


頭にぽんとてのひらがのせられて、沸騰か蒸発か、してしまいそうになった。


「でも、……そっか。おれとおなじ行動をしてくれたんだね。それだけで、おれ、めちゃくちゃうれしい」


……笑顔、また、まぶしくて。


きらきらしている。


「……っ、そうだよ。橘の真似したの」


だから、仕返し。


わたしの気持ちを知ったら、橘、どうなるの。って。


そんな好奇心と、いたずら心と、勝手に気づいてくれればいいのに、と、そんなことを思った心と。