俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

これでお母さんに"いつもの私"が見せられる。高校3年生のいま、成績を下げたら幻滅されて、呆れられて、"昔のように"なってしまうかもしれない、と思って勉強しているけれど、大きな目標はない。

こないだだって結局進路について話し合えなかった。お母さんの負担になりたくないし、なにより学校が嫌いだから、夏休みの三者面談では「就職します」と言ったのだけれど、先生に「ちゃんと考えて」と怒られてしまった。



就職はちゃんと考えていない選択なのだろうか。

ああなりたい、こうなりたいというものがない。


ああやったら、こうやったら、どう思われるのだろうとばかり考えてしまって、相手の目によく映りたいという気持ちしかない。


それは謙遜でも遠慮でもないと、ただ臆病なだけだと知っている。




未来なんてわかるわけがない。甘えだって知っているけれど、18の私に決められるわけがない。






「愛結ちゃん、やばくない?」
「それな、あったまいいー」
「将来有望、次元が違うわ」
「どのくらい勉強してるんだろ、T大も余裕ってやばくない?」




私はきっと未来なんてちっとも見えない。