私にはすこしの自由もないのだろうか、1日も自由に生きることは許されないのだろうか。
まわりを見れば友達と遊んでいる女子高生なんてたくさんいて、もちろん比べたところでいまが変わるわけじゃないけれど、比べずにはいられない。
どう過ごしていても目に映ってしまうのだ。嘘をついた私は悪いけれど、本当のことを言って許してもらえるわけがない。
「なあ」
つい自分の世界に入り込んでしまっていた私は蒼太くんの声に気づけなかった。
駅からかなりの距離歩いたようだったけれど、ぼーっとしていて全然わからなかった。
「なあ」
「え……あ、ごめん、ぼーっとしてた」
こないだもぼーっとしていて、咲優たちに嫌な顔されたことを思い出す。最近の私はおかしい、これ以上嫌われないように気をつけて過ごさなければ……と考えただけで身体が重くなる。
まわりを見れば友達と遊んでいる女子高生なんてたくさんいて、もちろん比べたところでいまが変わるわけじゃないけれど、比べずにはいられない。
どう過ごしていても目に映ってしまうのだ。嘘をついた私は悪いけれど、本当のことを言って許してもらえるわけがない。
「なあ」
つい自分の世界に入り込んでしまっていた私は蒼太くんの声に気づけなかった。
駅からかなりの距離歩いたようだったけれど、ぼーっとしていて全然わからなかった。
「なあ」
「え……あ、ごめん、ぼーっとしてた」
こないだもぼーっとしていて、咲優たちに嫌な顔されたことを思い出す。最近の私はおかしい、これ以上嫌われないように気をつけて過ごさなければ……と考えただけで身体が重くなる。



