「はぁ、蒼太、18歳。これでいい?」
「え、18歳なの?」
「なんか文句ある?」
「いやないけど、私と同じ歳だなって思って」
七瀬 蒼太くん、18歳。情報はふたつだけど、手に入った。とりあえず名前と年齢を知っていれば過ごせないことはないだろう。
私がこんなむちゃぶりなお願いを聞くなんて自分でも信じられない。昨日からずっと思っているけれど、本当に信じられないのだ。
今日だって、いつもなら家に着いている時間、家に帰って家の事をやっている時間なのに、私はいまこんなことをしている。
「ふうん」とまた言われて、私に興味ないんだな、と思って何も言わなかったけれど、
「お前は?」
「え?」
「え、18歳なの?」
「なんか文句ある?」
「いやないけど、私と同じ歳だなって思って」
七瀬 蒼太くん、18歳。情報はふたつだけど、手に入った。とりあえず名前と年齢を知っていれば過ごせないことはないだろう。
私がこんなむちゃぶりなお願いを聞くなんて自分でも信じられない。昨日からずっと思っているけれど、本当に信じられないのだ。
今日だって、いつもなら家に着いている時間、家に帰って家の事をやっている時間なのに、私はいまこんなことをしている。
「ふうん」とまた言われて、私に興味ないんだな、と思って何も言わなかったけれど、
「お前は?」
「え?」



