俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

私は努力してないと思われていたんだ、この生活に満足していると思われていたんだ、求めているものはなんでも手に入ると思われていたんだ。

我慢して、求めることをやめていた私なのに、そんなふうに思われていたなんて思いもしなかった。



私の気持ちを理解してほしいわけじゃなくて、ただ何も言わないでほしかった。

生まれた"何か"を即座に消して、このまま夜が続けばいいのに、このまま雨が止まなければいいのに、なんて思ってしまった。


明るい世界なんてなければ比べる必要なんてないのに、世界が壊れて、私も壊れてなくなってしまえばいいのに、こう考えたのはいつぶりだろう。


昔は毎日思っていたのに、いまではそれすらも考えなくなってしまっていた。




『やまない雨はない』
『明けない夜はない』
なんて絶対に嘘だ、綺麗事だ。そんなもの何の慰めになるのだろう。