俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

「俺の前であいつの話はするな、むかつくだけ」
「そんな言い方ないでしょう!?変な目で見られても仕方のないことしているでしょう!?」

「変な目で見たいなら見ればいいのに、気にしてもねえくせに変に気ぃつかってさ。ふたりして世間体気にしてるだけ。本当は俺のことなんてどうでもいいくせに」
「いい加減にしなさい」


「一番可哀想なのは愛結だよ。俺とお前らのせいで変な目で見られてさ、これ以上大きな声出さないことが愛結のためだと思わない?」



さっきの言葉が何回もこだまして、私は耳を塞いだ。それでもふたりの声が聞こえてきて、まるで、聞かないなんて許さないって誰かに言われてるようだった。