俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

そのまま何も考えずに予習の続きをやろうとしたとき、何かが割れる音と、お母さんのヒステリックな声が家中に響き渡った。

いつものことだと思ったけれど、いつもと違った。いつもだってこんなに大きな音はしない。





「どうして毎日毎日さぼるの!?いつまでそうやってるつもり!?!?」
「行きたくないから」

「休むとさぼるは違うって言ってるでしょう!?」
「うるせーな、だいたい俺は大学に行きたいなんて言ってねえし」

「やることもやらないで屁理屈ばかり並べないで!!!!」
「あーいちいちうるせーな」



また何かが床に落ちる音が聞こえて、激しく落とされたものがガシャーンと大きな音を立てて壊れる。