俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

あのときどんな思いだったのだろう、私が去っていく姿を見てどう思ったのだろう。きっと蒼太くんのことだから自分を恨んで、自分を責めて、自分を嫌ったと思う。

あのとき何を言いたかったのだろう。


「勝手なこと言うなよ、何も知らないくせに、勝手なこと言うな!!!!」って言いたかったのだろう、私に言いたいことがたくさんあっただろう。



忘れたくて忘れたんじゃない。私のこと忘れないでいてくれてた、頑張って覚えていてくれたのに、私が最後にかけた言葉はその努力を無下にするような言葉だった。

ときどきひらがなが混じる文、これは覚えていようと、忘れないように、"私のために"書いていてくれたものだ。



覚えておきたいのに、覚えていられない、忘れてしまう、それは私が想像する以上に苦しくて、つらくて、孤独だっただろう。

私に怒りをぶつけたかっただろう、それなのに彼は私を責めたてたり、私に怒りをぶつけたりはしなかった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

心配かけたくないからつきはなしたい

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


最後まで自分が悪者になって私を突き放した。