ローファーを履いて外に出たとき、先に外に出ていたクラスメイト、咲優と目が合った。
あれから一度も話していない咲優、かつて私の友達だった咲優と目が合った。
お互いフリーズして、その雰囲気に耐えられなくなった私は学校をあとにしようとしたけれど、
「なんでもできるくせに、できないよって言うところがむかつく、私は友達だと思ってたのに思ってくれなかったからむかつく。
でも本当は努力家で、性格も可愛いからみんなに好かれてた、べつに私じゃなくてもよかった、だからむかついた、愛結にとって私はどうでもいい存在だったからむかついた、愛結のこと許したくない、謝りたくない、大嫌い」
すこし先に立っていた私の背中に大きな声がぶつかった。どれほどつらい思いをさせてしまったのか、私はどれほど最低なことをしてきたのか、痛いくらいわかった。
だから本当は謝りたかったし、ごめんねって言いたかったけれど、その言葉を彼女は望んでいない。
「それはこっちのセリフ、いちいち嫌味臭いし、私のことわかってないくせに勝手なこと言いやがってって思ってたよ。課題は自分でやらないと苦労するよ、わがままもそろそろ卒業しなよ。
可愛くても許されないこともあるよ。だけどね、私も羨ましかった、天真爛漫の咲優が、だから嫌いだった。私もごめんねは言いたくないけど、楽しかった、ありがとう」
あれから一度も話していない咲優、かつて私の友達だった咲優と目が合った。
お互いフリーズして、その雰囲気に耐えられなくなった私は学校をあとにしようとしたけれど、
「なんでもできるくせに、できないよって言うところがむかつく、私は友達だと思ってたのに思ってくれなかったからむかつく。
でも本当は努力家で、性格も可愛いからみんなに好かれてた、べつに私じゃなくてもよかった、だからむかついた、愛結にとって私はどうでもいい存在だったからむかついた、愛結のこと許したくない、謝りたくない、大嫌い」
すこし先に立っていた私の背中に大きな声がぶつかった。どれほどつらい思いをさせてしまったのか、私はどれほど最低なことをしてきたのか、痛いくらいわかった。
だから本当は謝りたかったし、ごめんねって言いたかったけれど、その言葉を彼女は望んでいない。
「それはこっちのセリフ、いちいち嫌味臭いし、私のことわかってないくせに勝手なこと言いやがってって思ってたよ。課題は自分でやらないと苦労するよ、わがままもそろそろ卒業しなよ。
可愛くても許されないこともあるよ。だけどね、私も羨ましかった、天真爛漫の咲優が、だから嫌いだった。私もごめんねは言いたくないけど、楽しかった、ありがとう」



