俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

2週間ってこんなに長いっけ、と思ってしまうくらい1日1日が長いし、憂鬱が消えてくれない。

あの日はおかしかったけれど、やっぱり私の予想は的中してしまったのだろうか、それとも彼に何かあったのだろうか。


不安と心配といろいろな感情が入り交じっていてもたってもいられない状況だった。





それでも今日は来るかも、と一縷の望みを抱えてあの場所に向かう。蒼太くんが来なくなった日からすこしの期待を抱えてあの場所に向かって、寒い中1時間は待つようにしていた。

2月に入った今日は余計に寒く感じるけれど、ぜんぜん億劫じゃない、とにかく顔を見たかった。






「あ……っ」

細い身体と風になびく金髪、あの後ろ姿を見つけて名前を呼んだけれど、彼は「それ以上はこなくていい」と私の顔を見て言い切った。