俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

いろいろ言いたいことはあるけれど、お母さんは私たちのために働いてくれているから言えるわけがなかった。自分を犠牲にして働いてくれているから私も自分を犠牲にして手伝わなきゃいけないと思っている。



まだ頭痛も吐き気も治まらないし、頭がクラクラするし、先生との話もあったから憂鬱な気持ちだった。鍵を開けて家に入った途端見えたお兄ちゃんの靴が私を余計に疲れさせる。


何日サボるのだろう、引きこもって何をしているのだろう。どうして私をもっともっとイライラさせるのだろう、いつまで甘えているのだろう。



軋む床を歩いて真っ直ぐ進むと、まだ片付いていないリビングがある。