「私……蒼太くんに出会えてよかったって思うよ」
行き場をなくして床に置いていた手に蒼太くんの大きな手が重なって、肩がビクッと跳ねる。手の向きを変えられて、上を向いた手のひらに蒼太くんの指が絡まって、ぎゅっと握られた。
もう片方の手が私の頬に添えられて、一瞬で距離がゼロセンチになる。私のくちびるになにか当たって、目をゆっくり開けると目の前には目をつむっている蒼太くんがいた。
長い睫毛が伏せられて、いつも見ていたかたちのいいくちびるが私のくちびるとくっついている。目を閉じたとき、私のひとみから落ちる雫をくちびるを離した蒼太くんは袖で拭う。
「俺も思ってるよ」
「過去はなんにも変わんない……の。苦しいの毎日……なんでって思うの。笑っても消えてくれない、苦しいの……ずっと」
「うん」
「だけど、蒼太くんといると幸せなの」
「俺も」
「うん……っ」
顔を傾けてまた私の顔に近づく、一瞬触れるだけじゃない、息が苦しくなるまでくちびるを重ねられる。
くっついて、また離されて、目が合って、また視界が遮られて、角度を変えながら何度も落とされる口づけに頭がクラクラしてきて。
行き場をなくして床に置いていた手に蒼太くんの大きな手が重なって、肩がビクッと跳ねる。手の向きを変えられて、上を向いた手のひらに蒼太くんの指が絡まって、ぎゅっと握られた。
もう片方の手が私の頬に添えられて、一瞬で距離がゼロセンチになる。私のくちびるになにか当たって、目をゆっくり開けると目の前には目をつむっている蒼太くんがいた。
長い睫毛が伏せられて、いつも見ていたかたちのいいくちびるが私のくちびるとくっついている。目を閉じたとき、私のひとみから落ちる雫をくちびるを離した蒼太くんは袖で拭う。
「俺も思ってるよ」
「過去はなんにも変わんない……の。苦しいの毎日……なんでって思うの。笑っても消えてくれない、苦しいの……ずっと」
「うん」
「だけど、蒼太くんといると幸せなの」
「俺も」
「うん……っ」
顔を傾けてまた私の顔に近づく、一瞬触れるだけじゃない、息が苦しくなるまでくちびるを重ねられる。
くっついて、また離されて、目が合って、また視界が遮られて、角度を変えながら何度も落とされる口づけに頭がクラクラしてきて。



