私も気づいたら口角を上げて笑っている、それはいつものように意識的に口角を上げて、目を細めているわけじゃなくて心の底から笑っていた。
「ありがとう」
さっきまでの気持ちが嘘のように溶かされた。私は彼の言うとおり、素直じゃないし、可愛くもない、ガリ勉っていうか、それしか取り柄がないし、弱みを見せられないし、いつも強い私でいようとする。
殻を破って人に近づくのも、自分の気持ちを伝えるのもすきじゃない。
私の嘘を見破ってくれた人、私の思いに気づいてくれた人、それは蒼太くんだった。
「だけど、お前が頑張り屋なのも知ってるよ。見てもらえなくても、いつもひとりで頑張ってるもんな」
「……ありがとう…………」
最後は声が震えて、気づかれてないと思ったのに、「泣いてんの?」と私の顔を見ていた。「泣いてないよ」って言いながら瞬きを繰り返して下を向いたけれど、下を向いた拍子に涙が落ちた。
「ありがとう」
さっきまでの気持ちが嘘のように溶かされた。私は彼の言うとおり、素直じゃないし、可愛くもない、ガリ勉っていうか、それしか取り柄がないし、弱みを見せられないし、いつも強い私でいようとする。
殻を破って人に近づくのも、自分の気持ちを伝えるのもすきじゃない。
私の嘘を見破ってくれた人、私の思いに気づいてくれた人、それは蒼太くんだった。
「だけど、お前が頑張り屋なのも知ってるよ。見てもらえなくても、いつもひとりで頑張ってるもんな」
「……ありがとう…………」
最後は声が震えて、気づかれてないと思ったのに、「泣いてんの?」と私の顔を見ていた。「泣いてないよ」って言いながら瞬きを繰り返して下を向いたけれど、下を向いた拍子に涙が落ちた。



