「はい」
「──進路希望調査まだ?ちゃんと親御さんとお話した?」
「……まだです。でもちゃんと考えてます」
「みんな夏休みには確定しているんだよ?」
「わかってます、今日母と話し合います」
私が悪いってちゃんとわかってるけれど、いまはそんな話聞きたくないほどに体調が悪化していて、なんとか話を終わらせて、私は学校をあとにした。
重い足取りで家路につくと、ブーッと私のスマホがバイブ音を鳴らした。
日がすこし傾いてくれたからさっきのような暑さはないが、まだ身体はだるかった。
カバンの中に手を入れてスマホを取り出して、メッセージ "お母さん"と書かれた画面をタップすると、「今日帰り遅くなりそうだからよろしくね」とメッセージが届いていた。
「──進路希望調査まだ?ちゃんと親御さんとお話した?」
「……まだです。でもちゃんと考えてます」
「みんな夏休みには確定しているんだよ?」
「わかってます、今日母と話し合います」
私が悪いってちゃんとわかってるけれど、いまはそんな話聞きたくないほどに体調が悪化していて、なんとか話を終わらせて、私は学校をあとにした。
重い足取りで家路につくと、ブーッと私のスマホがバイブ音を鳴らした。
日がすこし傾いてくれたからさっきのような暑さはないが、まだ身体はだるかった。
カバンの中に手を入れてスマホを取り出して、メッセージ "お母さん"と書かれた画面をタップすると、「今日帰り遅くなりそうだからよろしくね」とメッセージが届いていた。



