止めろと思っているのに蒼太くんの隣にいると自制が効かないし、心に秘めておこうと思っている言葉を口にしている。
「どうした、急に」
「昔のことが忘れられなくて、平気な顔してるのに本当は傷ついてる、でも私は過去のせいにしてるだけなんだなって、過去のせいにしてあれがなかったらって思って逃げてるだけ、そのせいにしなかったら壊れるくらい脆いんだろうなって。弱いって言われたあの日からずっと弱いまま……」
「いま、ふと思ったの」とつけ足す。
あの日々が私の行く手を阻む。ぜんぜん忘れられないし、いまでも苦しくなって、何しているんだろうって思う。
でも一番苦しいのは、忘れられないことじゃない、傷が残っているからじゃない。
過去のせいにしていまの自分を保っていること、過去のせいにしなければ自分を保てないこと、前に進めないことを過去のせいにしてしまうこと、何かのせいにして逃げている自分に気づく度に胸が締めつけられていた。
「どうした、急に」
「昔のことが忘れられなくて、平気な顔してるのに本当は傷ついてる、でも私は過去のせいにしてるだけなんだなって、過去のせいにしてあれがなかったらって思って逃げてるだけ、そのせいにしなかったら壊れるくらい脆いんだろうなって。弱いって言われたあの日からずっと弱いまま……」
「いま、ふと思ったの」とつけ足す。
あの日々が私の行く手を阻む。ぜんぜん忘れられないし、いまでも苦しくなって、何しているんだろうって思う。
でも一番苦しいのは、忘れられないことじゃない、傷が残っているからじゃない。
過去のせいにしていまの自分を保っていること、過去のせいにしなければ自分を保てないこと、前に進めないことを過去のせいにしてしまうこと、何かのせいにして逃げている自分に気づく度に胸が締めつけられていた。



