「まあ、こんなのに付き合うのは今日だけだぞ」
「今日はどのくらい付き合ってくれるの?」
「ん、お前が満足するまで」
勢いのまま出てきたけれど、私は暗く静かなところはとても苦手だし、暗いところを歩くときは両親にしがみついて離れなかったこともあるくらい嫌いだった。
私、右には蒼太くん、その真ん中には繋がれたふたつの手がある。彼の熱が私に伝わって、私の熱が彼に伝わる、それを実感できるだけで私はこわくなかった。
「なんでついてきてくれたの?」
「危ないし」
「うん」
「後、それでお前が行方不明になったら後味わりーじゃん」
「なにそれ」と睨みつけると、はは、と笑っていた。笑い事じゃないし、もっとましな理由はなかったのかと思ったけれど、どんな理由であれついてきてくれたことには感謝している。
「今日はどのくらい付き合ってくれるの?」
「ん、お前が満足するまで」
勢いのまま出てきたけれど、私は暗く静かなところはとても苦手だし、暗いところを歩くときは両親にしがみついて離れなかったこともあるくらい嫌いだった。
私、右には蒼太くん、その真ん中には繋がれたふたつの手がある。彼の熱が私に伝わって、私の熱が彼に伝わる、それを実感できるだけで私はこわくなかった。
「なんでついてきてくれたの?」
「危ないし」
「うん」
「後、それでお前が行方不明になったら後味わりーじゃん」
「なにそれ」と睨みつけると、はは、と笑っていた。笑い事じゃないし、もっとましな理由はなかったのかと思ったけれど、どんな理由であれついてきてくれたことには感謝している。



