あれは昨日のこと。
「愛結、もう朝でしょ!?」
どんなに遅く起きようとしてもいつも起きる6時に目が覚めてしまうから不思議だ。お母さんが仕事に行ってから起きようと思っているけれど、お節介なことに起こしにくる。
「今日休みだから」
「昨日も担任の先生から電話をいただいたのよ、最近ぜんぜんこないって。大事な時期に何してるの、急にどうしちゃったの」
布団からチラッと顔を出すとスーツ姿のお母さんがいる、その顔は心底困っていた。困らせていることも、急に変わった私のせいで動揺させていることもわかっていた。
けれど、私の話も聞いてほしかった、お母さんの求める私じゃなくても子供として見てほしかった。
進路どうこうじゃなくて、この気持ちが一番大きかったんだと思う。



