俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

「でも私この道選んだからといって上手くいくかもわかんないし、お母さんは話聞いてくれないし、このまま受けたほうが楽なのかなって思ってきちゃいました」




まだぜんぜん時間は経ってないけれど、説得は不可なんじゃないか、と思えてきた。

そのくらいお母さんが私を相手にしていない、本気だとも思われていないし、受験シーズンだからおかしくなってるのかな、と思われている。



んーまあ、と曖昧に返事をした麗音さんは、すこし考えながら私に言った。




「確かに、人に決められた道行くのって楽なんだよね。だって成功しなかったとき誰かのせいにできるし、あっち選んでれば変わったのになって考えられるから」




麗音さんは空気を変えるのがとても上手だ、笑ったり、真面目になったり、それでも親身になって話を聞いてくれているのがよくわかる。