俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

「ふざけてるの?」
「ふざけてない」



お母さんの顔つきが変わる。簡単にお母さんを納得させられるなんて微塵も思っていないし、こういう顔をされると思っていたし、困らせて、迷惑かけるのも重々承知していた。




「このままいけばT大学に入れるんだよ、どうしてそんな変なこと言うの?」
「変じゃない……よ」





これ以上話していても無駄だと思った私は「私、お母さんが納得してくれるまであきらめない」と言ってリビングを出た。

まだ状況が理解できていなかったお母さんは終始不思議そうな顔をしていて、怒るまでもいなかった。



私も自由がほしい、自分で選択できる自由がほしい、親に反抗したのはきっと初めてだ。

お母さんの目に映る私はいい子だ、私が意識してなっていたいい子の姿だった。