「ぼーっとするな、お前」
「え、あ、ごめん、ありがとう」
「は?」
「つらいって思ってもいいんだね……」
支離滅裂で、ぜんぜん話が噛み合っていないのに蒼太くんは気にすることなく私の頭に手を置く。
「ダメなわけないだろ、いいんだよ」
──苦しさに順位はつけられないよ。心のキャパは人によって違うから。
私は彼を助けたいのに、もっともっと恩返しがしたいのに、私はいつも救われてばかりだった。
何ができるだろうって考えている私に、「いまは苦しくないよ、お前の隣は心地いい」と言ってくる彼はすごくずるい人だと思う。
冬なのに、外は寒いのに容易に私の体温を上げる蒼太くんはさっきの話なんてなかったかのように歩き出す。
風邪はよくなった?大丈夫?、と聞きたいことはたくさんたくさんあるのに掴まれた手が気になって、言葉が出ない。
きみの隣はどうしてこんなにも心地よくて、どうしてこんなにもドキドキするのだろう。
この答えは知りたくない。
「え、あ、ごめん、ありがとう」
「は?」
「つらいって思ってもいいんだね……」
支離滅裂で、ぜんぜん話が噛み合っていないのに蒼太くんは気にすることなく私の頭に手を置く。
「ダメなわけないだろ、いいんだよ」
──苦しさに順位はつけられないよ。心のキャパは人によって違うから。
私は彼を助けたいのに、もっともっと恩返しがしたいのに、私はいつも救われてばかりだった。
何ができるだろうって考えている私に、「いまは苦しくないよ、お前の隣は心地いい」と言ってくる彼はすごくずるい人だと思う。
冬なのに、外は寒いのに容易に私の体温を上げる蒼太くんはさっきの話なんてなかったかのように歩き出す。
風邪はよくなった?大丈夫?、と聞きたいことはたくさんたくさんあるのに掴まれた手が気になって、言葉が出ない。
きみの隣はどうしてこんなにも心地よくて、どうしてこんなにもドキドキするのだろう。
この答えは知りたくない。



