「……嫌になった?」
私は必死に首を振る、違う、嫌になってないって伝えたかったけれど、涙が邪魔をして上手く言えなくて。
蒼太くんが私を羨ましいと言ったように私もずっと羨ましかった。まっすぐ生きられて、容姿にも恵まれて、私とはぜんぜん違うって思っていた。
本当の彼を知ろうともせず、羨ましがっていた自分が最低なヤツに思えてきて。
私は彼がほしかったものを当たり前のように持っていた。生まれたときから「当たり前」がいつも近くにあった。
彼は何も悪くないのに、いつもいつも苦しんでいた。
つらさや苦しさに順番はつけられないって彼は教えてくれたし、私もそう思うけれど、私と蒼太くんの痛みはぜんぜん違って。
何もされてない私でも、話を聞いているだけで胸が裂かれたように痛くて、喉が引き攣れるように苦しくて、こんなに泣いたのはいつぶりだろう、と考えても思い出せないくらい久しぶりに泣いていた。
「お前は俺のこと羨ましいって言ったけど、所詮俺はいらないやつだから」
私は必死に首を振る、違う、嫌になってないって伝えたかったけれど、涙が邪魔をして上手く言えなくて。
蒼太くんが私を羨ましいと言ったように私もずっと羨ましかった。まっすぐ生きられて、容姿にも恵まれて、私とはぜんぜん違うって思っていた。
本当の彼を知ろうともせず、羨ましがっていた自分が最低なヤツに思えてきて。
私は彼がほしかったものを当たり前のように持っていた。生まれたときから「当たり前」がいつも近くにあった。
彼は何も悪くないのに、いつもいつも苦しんでいた。
つらさや苦しさに順番はつけられないって彼は教えてくれたし、私もそう思うけれど、私と蒼太くんの痛みはぜんぜん違って。
何もされてない私でも、話を聞いているだけで胸が裂かれたように痛くて、喉が引き攣れるように苦しくて、こんなに泣いたのはいつぶりだろう、と考えても思い出せないくらい久しぶりに泣いていた。
「お前は俺のこと羨ましいって言ったけど、所詮俺はいらないやつだから」



