とはいえ、雪は強さを増し私たちの頭に降りかかる。私はマフラーを外して蒼太くんに貸す、「寒いから、いいよ」と言われたけれど、半強制的に巻つけた。
バックから出した小さな折り畳み傘にふたりは収まらず、肩に雪が積もる。
「治ってきた」
「さっきよりはね、でもまだ顔色悪いよ」
トンネルを越えて、細い道を真っ直ぐ進むと店舗がちらほら見えてくる。私は彼の手を引いてそのまま行こうと思ったけれど、蒼太くんが向こうから歩いてきた集団とぶつかった。
お互い傘で顔が隠れて見えなかった、「すみません」と言って進もうと思ったけれど、思いかげない言葉が聞こえてきた。
「え、あ、おい、蒼太じゃん」
「嘘だろ」
「そうだって顔見てみ」
バックから出した小さな折り畳み傘にふたりは収まらず、肩に雪が積もる。
「治ってきた」
「さっきよりはね、でもまだ顔色悪いよ」
トンネルを越えて、細い道を真っ直ぐ進むと店舗がちらほら見えてくる。私は彼の手を引いてそのまま行こうと思ったけれど、蒼太くんが向こうから歩いてきた集団とぶつかった。
お互い傘で顔が隠れて見えなかった、「すみません」と言って進もうと思ったけれど、思いかげない言葉が聞こえてきた。
「え、あ、おい、蒼太じゃん」
「嘘だろ」
「そうだって顔見てみ」



