俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

寒い中外で過ごしていたらもっと風邪が悪化してしまうし、家に送ろうと思ったけれど、私は彼の家を知らない。

もう5ヶ月も一緒にいるのに私は彼のことまったく知らないし、知らなくてもいいと思っていたけれど、こんなときに困るなんて思ってもみなかった。




「休もう?」
「どこ……で?」

「私の家」





今日はお母さんも帰りが遅いと言っていたし、お兄ちゃんも珍しく外出していた。人を招けるほど立派な家ではないけれど、ここにいるよりはずっといい。

出会ってままない頃、具合の悪い私を心配してスポーツドリンクを買ってきてくれたことを思い出す。


人には無理するな、バカなのかって言っていたくせに、自分も無理して、酩酊しているように歩行がおぼつかないし、苦しそうに顔が歪む。