俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

高3の1月。ペンが動かないし、教科書も開きたくない、机に向かうことさえも嫌で、理由はわからないし、わかりたくない。




夏休み、冬休み、春休み、長期休みのときの仕事は、課題を誰よりもはやくやって、写メを撮って友達に送ることだった。テスト期間にテストに出そうな要点をまとめたノートを誰かに送ることも私の仕事だった。


山が当たったとき、褒められた、ありがとうって言われて、その優越感に浸って、誰かに尽くすことが私の生き方だった。





「今年はもうないかなあ……」

ひとりごちていると、ドアがノックされて、静かにドアが開いた。顔を出したのはお母さん、その顔を見ただけなのに胸がぎゅっと締めつけられて。