俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

「え、嘘」
「これ愛結ちゃんなの!?」
「顔もぜんぜん違くない?」
「人違いでしょ」
「愛結ちゃんって完璧なんじゃないの、みんなから好かれるキャラって感じだったじゃん」
「いじめられっ子だったんだ……軽く引いた」
「でも闇ありそうだったよ、雰囲気的に。前から変だと思ってたんだよね」
「全部隠すために遠くから来てたってこと?」




主観ばかりが飛び交うメッセージ。私は目を動かさないまま、スクロールしていく。

あのときと変わらない罵倒メッセージがずっと下まで、ここまで通知がきたことはないんじゃないか、と思ってしまうほど続いていて。




そしてまた通知が画面に映し出されたメッセージを見た瞬間、血の気が引いていった。



「騙されてた、人のこと騙すなんて最低だよね」