俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

若干曇り空、雨が降ったり、曇ったりを繰り返す空を仰いでも疲労はまったく消えない。

たった1日、たった一枚の写真でここまで変わってしまうとは思っていなくて、消えたくて、消したくて逃げても、一度起こった出来事は誰かの心の中に残り続ける。



deleteボタンは存在しない、みんなの中から、そして私の中から抹消することはできないのだと、思い知らされた。



カバンから手鏡を取り出して、とくに目元を映す。青白くて驚く、いつもに増して気持ちが悪いし、激しい頭痛に襲われている。

涙袋にはクマ隠し、顔のところどころにハイライトを入れて誤魔化したけれど、疲労に負けていて。




どこに行くの、と朝からきつく言われてしまったけれど、図書館に勉強をしに行くと嘘をついて家を出てきた。