受験生は大変で、たまに苦しくなるし、逃げ出したくなるし、はやく終われって思うし、落ちてもいいから開放されたいって思う。

それでもクラスメイトは輝いていて、目標があれば苦しいことも頑張れるのだと、糧になるのだと私は思っていた。



苦しみの中に光があって、それなのに私はどうしてこんなにも無気力になってしまうのだろう。






とはいえ、息抜きだって必要。冬休み、夏休みのSNSはどうしてこんなにも活発なんだろうか。

友達や恋人との華やかな写真が投稿されているし、幸せそうな内容がつぶやかれている。



楽しそうだなあ、みんな笑っているのを見てときどき自分は何してるんだろうって悲しくなる。



比べても何も変わらないってわかっているけれど、自分の生活と他者の生活を比べてしまって、劣等感が私を縛りつけて離さない。