「お前の髪柔らかいな」
「傷んでないからね」
大きな手が上から下に動いて、髪を撫でられているみたいで心拍数が上がる。触れられるとドキドキする、こんなの漫画やドラマだけだと思っていたのに彼と過ごすようになって実感した。
色素が薄いのもまっすぐなのもお父さん譲り。カラコンを入れているわけでもないのに茶色のひとみも、色白の肌もお父さん譲り。
ふと、そんなことを考えてしまった。
「蒼太くんはヤンキーか不良だよね」
「なんでだよ」
「金髪だから?」
「金髪は不良ってなにその先入観」
たしかに、と笑うと、俺は不良じゃないとキッパリ言われて、自分で言ったのだけれど、不良ではないのかもしれない。
「傷んでないからね」
大きな手が上から下に動いて、髪を撫でられているみたいで心拍数が上がる。触れられるとドキドキする、こんなの漫画やドラマだけだと思っていたのに彼と過ごすようになって実感した。
色素が薄いのもまっすぐなのもお父さん譲り。カラコンを入れているわけでもないのに茶色のひとみも、色白の肌もお父さん譲り。
ふと、そんなことを考えてしまった。
「蒼太くんはヤンキーか不良だよね」
「なんでだよ」
「金髪だから?」
「金髪は不良ってなにその先入観」
たしかに、と笑うと、俺は不良じゃないとキッパリ言われて、自分で言ったのだけれど、不良ではないのかもしれない。



