「で、結局T大学に決めたんでしょ?」
「うん」
「すごいなあ、愛結なら受かるってみんな言ってるもんなあ、日本一だよ?やばい」
「いやいや、A判定でも油断大敵って言われてるよ」
やっぱりA判定なんじゃん、と突っ込まれてしまったけれど、本気で油断はできない。
なかなか決まらなかった進路だけど、結局私は先生に勧められた国立大学を志望している。
私立は金銭の問題で行けないからみんなみたいに滑り止めなしだけど、クラスメイトにも「大丈夫」「受かるよ」って言われている。
正直信憑性はない。
「愛結ちゃんここは?」
「ここはこの公式に当てはめるだけだよ」
次の言葉は大体予測がつくからあまり聞きたくない。
「愛結ちゃんって頭良いし、運動できるし、優しいし、欠点ないよね」
「いつも笑ってて愛想いいよね、嫌いな人とかいないの?」
「ほんとに完璧女子」
私が求める私はいつもそこにいて、そういう自分になるために笑って、我慢している。
家に帰っても、学校に帰っても参考書と向き合う日々だから疲労感がなかなかなくならないし、そして家のこと学校のことがあって、なかなかストレスフリーにはならない。
「うん」
「すごいなあ、愛結なら受かるってみんな言ってるもんなあ、日本一だよ?やばい」
「いやいや、A判定でも油断大敵って言われてるよ」
やっぱりA判定なんじゃん、と突っ込まれてしまったけれど、本気で油断はできない。
なかなか決まらなかった進路だけど、結局私は先生に勧められた国立大学を志望している。
私立は金銭の問題で行けないからみんなみたいに滑り止めなしだけど、クラスメイトにも「大丈夫」「受かるよ」って言われている。
正直信憑性はない。
「愛結ちゃんここは?」
「ここはこの公式に当てはめるだけだよ」
次の言葉は大体予測がつくからあまり聞きたくない。
「愛結ちゃんって頭良いし、運動できるし、優しいし、欠点ないよね」
「いつも笑ってて愛想いいよね、嫌いな人とかいないの?」
「ほんとに完璧女子」
私が求める私はいつもそこにいて、そういう自分になるために笑って、我慢している。
家に帰っても、学校に帰っても参考書と向き合う日々だから疲労感がなかなかなくならないし、そして家のこと学校のことがあって、なかなかストレスフリーにはならない。



