言われたのは初めてじゃないし、自分でもなんとなく思っていたけれど、えー、どこがと言って答えを待つ。
「自分のこと何も言わないし、勉強してないとか言ってめっちゃしてるし、毎回一位だし、それに何その参考書」
指をさされた参考書は使い物になるの?と問いたくなるほどボロボロだし、何回捲ったかわからない紙はヨレヨレになっている。
黄色の蛍光ペンがたくさん引かれているし、付箋も貼るため分厚くなっている。
「ボロボロって?」
「うん、ボロボロ、やば」
勉強しすぎ、と言われてしまったけれど、部活もやっていないし、放課後遊びに行くこともないし、家に帰ってやることと言えば勉強しかない。
他にやることがあるなら、ここまではやっていないと思う。
「自分のこと何も言わないし、勉強してないとか言ってめっちゃしてるし、毎回一位だし、それに何その参考書」
指をさされた参考書は使い物になるの?と問いたくなるほどボロボロだし、何回捲ったかわからない紙はヨレヨレになっている。
黄色の蛍光ペンがたくさん引かれているし、付箋も貼るため分厚くなっている。
「ボロボロって?」
「うん、ボロボロ、やば」
勉強しすぎ、と言われてしまったけれど、部活もやっていないし、放課後遊びに行くこともないし、家に帰ってやることと言えば勉強しかない。
他にやることがあるなら、ここまではやっていないと思う。



