首筋が急に冷えて、私は声を上げてしまって、そしてその隣で同じような声を上げた麗音さんと声が重なる。
暑さはだいぶ和らいできて、夏なら冷たかったと思うけれど、いまは急に冷やされた首筋から冷えていく。
「お前ら何話してんだよ、ずっと近くにいたのに」
「それさっきの俺の気持ちね。人目を気にしてイチャイチャして」
麗音さんがからかうと「だからそんなことしてねえよ」と髪をクシャッとして、すこし睨みつけてくる。
私にも買ってきてくれたようで、「ありがとう」と受け取ると満足そうに頷く。
「えー俺、水……炭酸がよかった」
「あー先に俺の買ったら売り切れになったから麗音は水」
「お前自分のほうが大事なのかよー」
「当たり前」
暑さはだいぶ和らいできて、夏なら冷たかったと思うけれど、いまは急に冷やされた首筋から冷えていく。
「お前ら何話してんだよ、ずっと近くにいたのに」
「それさっきの俺の気持ちね。人目を気にしてイチャイチャして」
麗音さんがからかうと「だからそんなことしてねえよ」と髪をクシャッとして、すこし睨みつけてくる。
私にも買ってきてくれたようで、「ありがとう」と受け取ると満足そうに頷く。
「えー俺、水……炭酸がよかった」
「あー先に俺の買ったら売り切れになったから麗音は水」
「お前自分のほうが大事なのかよー」
「当たり前」



