俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

私の顔も見ずに返事をしたお兄ちゃんがリビングに向かって歩いていく。どんなに私と話したくなくても、ただいまって言われたらおかえりって言うのが礼儀じゃないの?と思いながらも言えない。


もういいや、あきらめようと思っていても、このまま挨拶もしなければ、私たちは本当に壊れてしまうところまできている。



それがわかっているから声をかけていると言うのに、何でお兄ちゃんはわからないのだろう。




どうして挨拶をして嫌な気持ちにならなきゃいけないんだ、そう思っていても言えない。



またイライラが募る、募り募って私まで壊れてしまうのではないか、と考えてしまう。お兄ちゃんみたいに私も壊れてしまうのではないか、と思う。