何もかも吸い込んでしまうような青さ、滲むように東の空に広がる飛沫のシャワーにトマトのように燃えるようなみずみずしい夕映、目をチカチカさせるほど散らばった星屑。
写真に収められたグラデーションに吸い込まれそうになる。
「なんか言えよ」
「いや、綺麗だなって思って」
「そう?」
「うん、あ!それほしい」
メッセージアプリを開いて見せると「はあ?」としかめっ面をされてしまったけれど、嫌そうな顔をしてながらも送る写真を選んでくれているようで、優しいところもあるなあと、思いながら見ていると私のスマホが音を鳴らした。
トーク画面を開いて確認すると、さっき見た写真とは違う朝焼けと夕焼けの写真が並んでいた。
写真に収められたグラデーションに吸い込まれそうになる。
「なんか言えよ」
「いや、綺麗だなって思って」
「そう?」
「うん、あ!それほしい」
メッセージアプリを開いて見せると「はあ?」としかめっ面をされてしまったけれど、嫌そうな顔をしてながらも送る写真を選んでくれているようで、優しいところもあるなあと、思いながら見ていると私のスマホが音を鳴らした。
トーク画面を開いて確認すると、さっき見た写真とは違う朝焼けと夕焼けの写真が並んでいた。



