「それはたまたまっていうか……」
「あ、そう」
「……うれしいです……ありがとう」
蒼太くんの顔がほんのり赤く染っているから伝染して私まで赤くなって、急に敬語になったり、途切れ途切れになったり、動揺が丸見えになってしまった。
この雰囲気をなんとかしたくて、私は焦って話を変える。嫌な雰囲気じゃないけれど、なんとなく変な感じがした。
「もっと写真見せて」
「俺の?」
「うん、蒼太くんには世界がどう見えてるのか知りたい」
この空を見ても、感じ方も見え方も人によって違う、ということを最近知って、当たり前のことなのに、当たり前じゃなかったと気がつく。
私にはこの空が霞んで見えるし、ひどく濁って見える。
『絶景スポットでも絶景スポットじゃなくても見え方ってそんな変わらねえよな、絶景スポットじゃなくてもそのときの気持ちが穏やかだったら綺麗に見えるんだよ』
「あ、そう」
「……うれしいです……ありがとう」
蒼太くんの顔がほんのり赤く染っているから伝染して私まで赤くなって、急に敬語になったり、途切れ途切れになったり、動揺が丸見えになってしまった。
この雰囲気をなんとかしたくて、私は焦って話を変える。嫌な雰囲気じゃないけれど、なんとなく変な感じがした。
「もっと写真見せて」
「俺の?」
「うん、蒼太くんには世界がどう見えてるのか知りたい」
この空を見ても、感じ方も見え方も人によって違う、ということを最近知って、当たり前のことなのに、当たり前じゃなかったと気がつく。
私にはこの空が霞んで見えるし、ひどく濁って見える。
『絶景スポットでも絶景スポットじゃなくても見え方ってそんな変わらねえよな、絶景スポットじゃなくてもそのときの気持ちが穏やかだったら綺麗に見えるんだよ』



