「じゃあ、今日は私と帰る?」
「うん!帰ろー!」
私たちが通う特別進学科は一クラスの小規模で勉強をしているから仲良くなって2年以上経つ。
だけど、一緒に帰るのは初めてだ。並んで教室を出ると、前から歩いてきたクラスメイトに話しかけられる。
「あ、愛結ちゃんまた明日ね〜!」
「うん、また明日」
「あ、咲優ちゃんもまたね」
「ばいばーい!!」
もう放課後、私はほとんど体力が残っていないのに、最後まで元気な咲優は挨拶の声まで大きくて、遠慮がちに手を振った私は悪目立ちしてしまう。
咲優の話を聞きながら私は相槌を打つけれど、沈黙も好きじゃないから、ずっと話していてくれるのはとてもありがたかった。
どこかに寄ろうって言われたらどうしようとひとりで心配していたけれど、杞憂だった。
「うん!帰ろー!」
私たちが通う特別進学科は一クラスの小規模で勉強をしているから仲良くなって2年以上経つ。
だけど、一緒に帰るのは初めてだ。並んで教室を出ると、前から歩いてきたクラスメイトに話しかけられる。
「あ、愛結ちゃんまた明日ね〜!」
「うん、また明日」
「あ、咲優ちゃんもまたね」
「ばいばーい!!」
もう放課後、私はほとんど体力が残っていないのに、最後まで元気な咲優は挨拶の声まで大きくて、遠慮がちに手を振った私は悪目立ちしてしまう。
咲優の話を聞きながら私は相槌を打つけれど、沈黙も好きじゃないから、ずっと話していてくれるのはとてもありがたかった。
どこかに寄ろうって言われたらどうしようとひとりで心配していたけれど、杞憂だった。



