俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】

だから私は変われた。何も言われない私に、褒められる私に、認められる私に、暴力も暴言も浴びせられない私にようやくなれた。


そして、相手にも合わせられる私になろうと努力を重ねて、波風立てないよう、穏便に済ませられるよう、嫌なことがあっても笑って済ませられる私になった。

一匹狼じゃなくて、誰にでも優しい私を演じるようになって、家でも学校でも笑って、必要以上に空気を読んで"いい子ちゃん"として過ごしている。

ヘラヘライエスマンを演じて、否定されたことが忘れられずに自ら言葉を発することなくなったし、とにかくとにかく口角を上げていた。

そうすれば形だけであっても、"居場所"ができる。


満足していたはずなのに、どんなにうまくいっても、愛されなかった過去、否定され続けた過去はそう簡単に消えてはくれない。

こういうのを人間不信というのだろうか。私は人が怖くなって、誰ひとりとして信じられない。

人の心に入ることもなければ、自分の心に入れることもない。