「ケホッケホッゼーハァゼーハァ」
苦しくて、涙がでた。

「凛、これ、吸って」
絢斗が吸入器を差し出して口に当ててくれたが、うまく吸えず

「ケホッケホッゼーハーケホッゼーハー」

苦しい、苦しいよ、助けて....お願い.....


誰かの「先生!早く来て!」と、叫ぶ声が聞こえて、それから...