葉月と 付き合いはじめた頃

カンナにも 彼がいたのか。

電話が 途絶えていた 時期だった。


俺は 葉月といると 楽しくて。

少しの時間でも 葉月と過ごした。


葉月を 初めて抱いた時

俺は 心から 満たされた。


葉月の 誠実で 健康的な対応に

心から 求められていることを 実感できたし。


満たし合うって こういうことなんだって

今更ながら 俺は 気付いた。


身体だけの 付き合いでは

得られなかった 甘い満足感。


俺は ずっと葉月を 大切にしたいと 思ったし。

葉月からも 深い愛情を 感じていた。



カンナは昔 俺を 繋ぐ道具として 

いつも 身体を投げ出した。

カンナを抱いた後 俺は いつも虚しかった。


葉月は やっと出会えた 

心から 愛せる女性だった。