日陰になっているホームのベンチに座っている水城くんの隣に、1人分間を開けてわたしも座る。


──ミーンミーンミーン……。


どうしよう、数日前にあんなことがあって気まずい気がするのはわたしだけ?


何か話すべきなの?


でも何を話せばいいの?


始まった沈黙に緊張していると、水城くんがその沈黙を破った。


「早いね」


「あ、うん。水城くんも」


突然話しかけられたからのか、なぜかドキッとしてしまった。