次の日。


わたしは朝から憂鬱な気分だった。


喧嘩して仲直りができていないままで水城くんのことを応援できる気がしなかった。


……応援に行くの、やめようかな。


ふとそんなことを思ったけど、今まで頑張っているところを見てきたわたしはそんなこととてもできなかった。


「はあ……」


いったい、何を謝ってほしかったの?


聞いてみようかな、と思ったけど、水城くんからそれを聞くことができないまま朝から大会が始まった。


今までサーフィンの大会どころか、なんのスポーツの大会もまともに見た事がなかったわたしはその様子に見入ってしまった。