『七海ちゃん、横断歩道渡ってたんだ。その時、車が突っ込んで来て… 病院着いた時には心肺停止の状態で、一回回復したらしいんだけどーーーー』 よしきの声がずっとループしていた。 俺が着いた時にはもうすでに手遅れだった。 眠っている彼女は傷が沢山あったが今にも起きそうな顔をしていて信じられなかった。 だけど、いざ彼女に触れるととても冷たくて彼女なはずなのに彼女ではない気がした。